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外来

耳鼻咽喉科

耳鼻咽喉科では、耳・鼻・喉に関連する幅広い疾患に対応しております。地域の高齢者、働き盛りの世代、そして小児まで、すべての年齢層の患者様に対して丁寧で専門的な診療を提供しています。急性および慢性の耳鼻咽喉科系疾患をはじめ、アレルギー症状や感染症の診療も行っております。また、小児の患者様には、特有の疾患に対応した優しい診療を心がけています。

Target illness

耳の疾患 中耳炎(小児・成人)、難聴・耳鳴り、耳垢塞栓
鼻の疾患 アレルギー性鼻炎(小児・成人)、副鼻腔炎(蓄膿症)、鼻出血
喉の疾患 扁桃炎、咽頭炎、声帯ポリープ、声帯結節、いびき、睡眠時無呼吸症候群(SAS)

Therapy

聴力や平衡機能に欠かせない内耳や脳も、血液が運ぶ酸素と栄養が必要となります。しかし、血液が不足していては十分な働きができません。
内耳や脳への血流を増加させる混合ガス療法で、難聴や耳鳴り・めまいがやわらぐ例も多くあります。
通常の空気の組成は、窒素約78%、酸素約21%、二酸化炭素約0.03%となっています。一方の混合ガスの組成は、酸素約95%、二酸化炭素約5%となっています。
二酸化炭素には血管を広げる作用があることが分かっており、混合ガスを吸入することで、脳に行く血管が拡張し、脳の血流量がアップし、内耳への血流の増加や機能の改善が望めます。

混合ガス療法とは

聴力や平衡機能に欠かせない内耳や脳も、血液が運ぶ酸素と栄養が必要となります。
しかし、血液が不足していては十分な働きができません。
混合ガス療法は耳鼻咽喉科などで処方される方法で、混合ガスにより内耳の血流をよくして難聴の症状を回復させることができます。
また混合ガス療法は難聴だけではなく、耳鳴りやめまいなどの症状も良くすることができますが、保険適用なのは難聴に対する治療のみです。

混合ガス療法の原理

二酸化炭素の持つ特性である、血管拡張作用を利用する「混合ガス療法」では、二酸化炭素を使用します。
二酸化炭素には血管を広げる作用があることがわかっています。
通常の空気の組成は、窒素約78%、酸素約21%、二酸化炭素約0.03%となっています。
一方の混合ガスの組成は、酸素約95%、二酸化炭素約5%となっています。
混合ガス療法の原理は、純酸素に5%の炭酸ガスを混ぜたガス(混合ガス)を吸入することにより、脳に行く血管が拡張し、脳にたくさんの血液が流れるにともない、内耳への血流を増加、改善させるというものです。

混合ガス療法の方法

混合ガス療法を受ける患者さんは、椅子に座ってマスクをつけて吸入するだけです。
通院しながら、吸入時間は原則として1回30分、1日1回行います。14日ほど続けて受けると、症状の改善の効果が確認されます。
混合ガス療法は副作用の心配はありません。また、混合ガスには軽い催眠作用があるため、リラックス効果も得られます。
ただし、混合ガス療法を実施している医療機関はまだ京都府内でも限られています。
また保険適用なのは難聴に対する治療のみで、耳鳴りやめまいなどの症状の場合は保険適用外となり実費になります。
当院では実費の場合1回1450円で実施しております。お気軽にお問い合わせください。